GIANT KILLING

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各所サッカー好きの間で、というよりはJリーグ好きの間で話題になってたモーニングで連載中の漫画「GIANT KILLING」、新潟バスツアーの長い旅路用にまとめて購入。
1~3巻まで、あっという間に読み終わった。

期待以上。
漫画読んでワクワクしたの、久しぶりだよ。
つか、最近あんまり漫画読んでなかったからかな。
そもそもテーマである「ジャイアントキリング」ってスポーツ全般に通ずる醍醐味だよね。
相撲で言えば座布団が飛び交うあの狂騒。
弱者が揺るぎようのない数々の差を乗り越えて強者に打ち勝つ当事者のエネルギー。
それが爆発して生まれる周囲の人間を襲うカタルシス。
たぎる。

若干35歳にしてイングランド5部リーグ、アマチュアクラブの監督を務め、大物食いの末FAカップに旋風を巻き起こした主人公・達海が、自身が現役を過ごしたJの弱小クラブ・イーストトーキョーユナイテッド(ETU)を率いる物語。
Jが舞台のストーリーってことで、当然J好きが見ることを想定してるとは思うが、見事に琴線に触れてくる。
下部組織のキッズたち、クラブハウス、サポーター、チーム内のゴタゴタ。
シーズン前のキャンプでの、チーム・サポ・マスコミが感じる期待感の膨らみ方とか!
よく取材したか、作者自体が好きか。
どちらにしろいちいちツボ。

ディテールがリアルなんだけど、サッカー自体の描写もリアル。
きっと日本サッカーが抱えてる、強豪から弱小までいろんなクラブがいるJのチームが抱えてる、たくさんの悩みを内包した等身大のサッカーが描かれていくんだろう。
その頂はどこにあるのかわからないが、長く続いてほしいな。

しかし、ETU。
ホームタウンはどうみても江戸川とかあの辺っぽいし、ライバルチームの東京ヴィクトリーさんは、略して東京V、あれ?
そういや我らが東京もここ数年、年末のジャイアントキリングが一番の喜びだっけか。
確かに強くなったらジャイアントキリングじゃなくなっちゃうしな。
一朝一夕にアジアを戦う強豪になるとは思えない。
もちろんそんな日を夢見ながら、今しばらくジャイアントキリングの興奮を味あわせてもらうとするか。

というわけで今週は、ガンバ撃沈汁!!
by blue-red-cherry | 2007-11-13 17:57 |
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