浦和レッズ×セパハン アジア・チャンピオンズリーグ決勝第2戦

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前日夜に、ウルトラCでチケットをいただき(IのKのSさん、いつも本当にありがとうございます)、現地観戦が叶った、ACL決勝第2戦。

とりあえずJ's GOALさん、「We Are R(ry」とは言わなかったよww

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昨日のレッズサポはしかし、凄かった。
今年は随分と多く、埼玉に足を運んだが、今までで一番凄かったな。
試合に入りたてのセパハンの選手たちは完全に浮き足立ってた。
よくアジアのサッカーが語られるときに、イランの10万人アウェーが例に挙がることが多いが、浦和の6万人ももの凄いアウェーの雰囲気を作っており、今後語り継がれるだろう。

ワシントンにキレがなく、ポンテも輝くものの孤立気味、という展開の中で永井。
大舞台に強いね、浦和の9番は。
だから彼が背負ってるのかな、それとも背負ってるから持ってるのかな?
90分のうち消えてる時間のほうが長くても、きっちり2点に絡んできた。
なんだか浦和の勝負強さを象徴してる感じ。

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やはり浦和の強さは守備の強さにある。
この試合も、後半は完全にセパハンのゲーム。
セカンドボールをほぼセパハンが制し、長短織り交ぜたパスで浦和ゴール前に迫る。
セパハンのほうがいいゲームをしてたと思うが、すべて跳ね返す。
誰もが自信を持ち、確信のレベルまで昇華してるからこそのベタ引き。
何度見ても好きにはなれないが、これはこれで凄いし、圧倒的だ。

闘莉王がいるといないとでは全然違う。
先制するまで、ことあるごとに上がってきたのも面白かったが、強いし安定している。
堅い。
決勝ということもありリードしてからは上がりを自重、守備に徹し勝利に大きく貢献した。

彼の奔放なプレーという長所を活かしつつ、中盤で激しく戦った鈴木啓太。
山田の不在で巻いてたキャプテンマークがやけに頼もしく映った。
あの言い訳めいた敗戦の弁のイメージ、もうない。
ここがいちばん悔しいんだけど、いい選手になった。

ACLに出たくて浦和に移籍した阿部勇樹はその移籍が正しかったこと、その思いを貫いたことを証明するゴールを決めた。
センターバックにボランチ、あげくウイングバックまで。
彼の奮迅の活躍がなければ浦和はいつ破綻してもおかしくなかった。
両者にとって最高の補強だったと思う。
余談だが、今では福西大好きなので、オレにとっても良かったと思うww

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時間稼ぎの交代で、ピッチを駆け回る岡野の姿を見れて良かった。
彼の背中に浦和レッズの15年間を思い出し、時代の移り変わりと、レッズの成し遂げたことの大きさを実感した。
浦和の優勝、悔しいとかそういうのじゃなくて、とても意義深いことだと思う。
初のアジアカップ制覇を成し遂げたオフトジャパン以降、アジアのサッカー界をリードしてきた日本代表だけど、Jリーグのレベルをアジアに見せつけることはほとんどなかった(アジアクラブ選手権のときの最強ジュビロは除く)。
世界的にクラブの時代が叫ばれている中で、アジアに、日本にもその流れを持ち込む大いなるきっかけを作ってくれたんじゃないだろうか。
この先、12月のクラブワールドカップはまたひとつ、新たな試金石になるだろう。

そしてなにより、彼らはチャンピオンに値するチームだった。
準決勝、決勝と現地で観戦したが、サポーター、クラブのホスピタリティー含めて。
とてもいい試合をしたとは思わないが、この厳しい日程で、監督の志向の問題もあるがほとんどメンバーを替えずに、しかもリーグのトップを走りながらアジアを制した力。
浦和以外では成し遂げられなかっただろう。
これからのJリーグ、天皇杯でアジアチャンピオンとして戦わなければいけない事実。
はるかな高みにのぼったもんだ。

いいもん見させてもらった。

いつの日か、必ず。
by blue-red-cherry | 2007-11-15 09:28 | サッカー(FC東京以外)
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