世界最高のフォワードはファンバステンだと決め付けていたが、違うかもしれない。
フォワードの仕事がゴールである以上(それ以外もあるが)、シュートに関する能力の高さ、意識の高さはフォワードを測る物差しとして、最も適当な気がする。 ガブリエル・バティストゥータは世界最高のフォワードと称えられるべき男だ。 至近距離では天井を狙い、利き足インサイドで逆サイドネットを揺らし、サイドからのクロスには頭で足で的確に合わせ、下がって受ければミドルレンジも射程距離にすべきだ。 バティストゥータのゴールを見ていて、そう感じた。 ミドルは決してボランチの専売特許ではない。 「点取り屋」ならば激しいマークにあうのは必然で、それにより相手のラインを下げて味方のミドルを誘発するだけではなく、自らがミドルレンジから決めるための布石にすることができるはず。 1対1、ドリブルシュート、ボレーにヘディング、弾丸ミドル、直接FK、もちろんPK。 バティゴール、と言われるがバティのゴールはとても一つの型では収まらない。 およそフォワードが叶えうるゴールの形のほとんどを会得している。 それを可能にする基本的な技術の高さにも目を瞠る。 トラップやボディバランス・コントロールにはじまり、ポジショニングや裏への抜け出し方、ここがしっかりしているから成せる業だ。 五人抜き、無回転といった派手さはないが、そのゴールには味がある。 やや距離があったり下がり目だったり(バスケで言うところのフェイダウェイ・ジャンプショット)という状況下で、鬣ともども首を大きく振りぬくヘディングや、胸をこれでもかと張ってシュートコースをこじ開けるトラップからのシュートなんかは、特化した高さ・スピードを持たないながらも総合的な体の強さを持つ彼ならでは。 それに1対1が異常に強い。 決めるときに決められる、もしかしたらこれこそが名FWの条件かもしれない。 というわけでバティのような能力を持ちつつ、ノーマークの新人を取ってきてほしい(爆)。 多分そうすれば、いろんなことが解決すると思う(爆)。 あとなんとなく、稲本がフォワードやったらこんな感じなんじゃないかと思ったりして。
by blue-red-cherry
| 2007-11-27 16:31
| サッカー(FC東京以外)
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