ラッパーになりたいと思ったこと、一度や二度じゃない。
何回か書いたこともあるが、もちろん、上手くいってたらまったく別の人生だっただろう。 なれたかどうか、なりたいかどうかは別として、ラッパー志望の人に聞いてほしい、というか多くのラッパーがお手本にしたであろう、バイブルっつうか教科書的アルバムだと思う、ビッグ・ダディ・ケインの1st、「Long Live The Kane」は。 師走じゃないが、一日が慌しく過ぎていく松明けの冬空の下、速射フロウを聴きたくて聴いてたらそんな風に思った。 ![]() まずマーリーマールのビートがあれだ、スタンダードっつうかブレイクビーツ。 クラシックと呼ばれるドラムブレイクや、スネア、キックで構成された、なんだか目の前でDJが2枚使いしているかのような荒削りのビートに、これまた唾が飛んできそうな処理っぷりのケインのボーカルがかぶさる。 これぞ1MC+1DJ。 これぞ2ターンテーブル&マイク。 ![]() Cold Chillin'クラシックであり、ジュースクルークラシックである「Ain't No Half Steppin'」や、「Just Rhymin' With Biz」の分かりやすすぎるカッコよさは言わずもがな、聴けば分かる。 ケインならではのカッコよさを味わうならば、ラキムにもGラップにも負けない速射フロウが味わえる「Raw」、「Set It Off」だ。 上にも書いたライブ感を味わうならば、「On the Bugged Tip」、「Mister Cee's Master Plan」あたりの2枚使い感と、ブレイクの作り方・乗り方が上手すぎるので、思わず首を振ることになる。 といった具合で、いわゆる基本的なヒップホップのイロハがわかりやすく耳から入ってくるわけだ。 韻はキッチリ、小節、バースで踏んでくるし、歌っぽいフロウもあったりする。 何より後進のクラシックに声ネタで散りばめられたパンチラインの多いこと、多いこと。 もしオレの子供がラップしたい!っつったら、ノーバディノウズなアルバムではなく、エブリバディノウズなこのアルバムを真っ先に聴かせるだろう。
by blue-red-cherry
| 2008-01-08 21:33
| 音楽
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