Double or nothing

90年代のヒップホップ、特に中期に、ベースが生み出すグルーブ命の気持ちいい系が隆盛を極めていた、と記憶している。
ベースの気持ちよさ≒奥行きのある鳴り⇒スペーシー系への流れもよく覚えてる。
スピナが日本のヘッズを虜にするちょっと前、SKIやフィネスもそうだったが、EPMDのEの字、エリック・サーモンのファンクネスこそ、このドス黒い気持ちよさを最も体現してたと思う。

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オマエもこの気持ちよさにやられちまいなアルバムこと「Double Or Nothing」は、エリック・サーモンのキャリアでもベストオブベストであり、黒くて気持ちいいアルバムの中でもベストオブベスト。
7:3でメロディアスなトラックが占める。
大体、Eはプーバと並ぶ鼻歌MCだから、メロディーメーカーとしても一級品。
そしてEPMDといえば、そのファンクネスこそを代名詞にした、泥臭さすら漂うメジャー・アーティスト。
EPMD印の長くぶっとくドス黒いファンクサウンドを下地に、Eのメロディアスなセンスが爆発してる。
緩めのビートはゆるくてもタイトで重く、だからこそウワモノの鳴りが気持ちいい。
ユーノウ?
さっきから同じことを表現変えて書いてるだけ。
ファンキーで気持ちいい、ザッツ・オール。

Welcome
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多分、一番人気の「Welcome」はキース・マリィの客演もアクセントだけどやっぱり、アーロン・ホールのソウルフルな歌声が甘くて、でも奥深くまで広がって、奥底まで浸ってしまうトラックが気持ちよすぎる。
「Bomdigi」は一千回くらい聴いてると思うが、いつ聴いてもギターのリフがこれ以上なくカッコよくって、ビーバス&バッドヘッドみたいに「クール!」って言いたくなる。
「Do Your Thing」もシングルになったっけな?
サマータイムを彷彿とさせるピロりサウンドの広がりはそのまま、夜の港とかに連れてかれそうな黒光り具合で、もう、ハイな気持ちで沈むしかない。
シングル曲に聴けるポップさ≒キャッチーなメロづけ、と音楽としての芯を貫くドラム・キック・スネアの太さのバランス感覚には感服するが、アンカット・ロウな佳作も捨てがたく、レッドマンの無骨で明るいキャラがまたいい味出してる「Move On」とか、アルバムをクローズしてくに相応しい「Man Above」とか、気持ちいい曲は枚挙にいとまがない。
もちろんドロドロのファンクだって、「Tell Em」とか「Focus」のベースにゆだねれば、味わえる。
嗚呼、気持ちいい……。

Throw Your Hands In the Air
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とかなんとか「Double Or Nothing」を絶賛しときながら、E印の曲ではサイプレスヒルのこのリミックスがいちばん好きだったりするww
しかもMCエイトがカッコいいからww
ホイールに囲まれたカット、カッコよすぎ(泣)

ジィーヤ!!……ってことで、失礼します。
by blue-red-cherry | 2008-01-09 18:28 | 音楽
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