サッカーマガジン Jリーグ開幕直前号

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Jリーグ開幕直前号と銘打たれた「サッカーマガジン」の通巻1179号、開幕前日に一通り読んだ。
カボレ入りの名鑑が欲しかったので買わずにいたが、コンパクト版とはいえ最低限の要素がすべて収まった今週号の付録でオレには充分。
もう頭の中は明日から始まる新しいシーズンでいっぱいなので、読み終えて思った今季の展望(東京の話はあとで、なのでそれ以外)を。

昨季よかったところは軒並み「維持+補強で上積み」だね。
オフの数ヶ月で戦術を変えて臨むのはやはり難しいし、良かったものを無理に壊す必要はない。
浦和ガンバは前線のメンバーが入れ替わった。
どちらも中盤は大きく変らず、そして固いメンバー。
高原とエジミウソンは見てみないとわからないけど、ルーコンとバレーは既に息があってる様子で、怪我人なければどちらも上位に行くだろうね。
代表日程を加えた過密日程をどうやりくりするのか、見もの。
この2チームよりさらに固いのがディフェンディングチャンピオンの鹿島
ゼロックスではあんなだったけど、後半2点を先制したあたりの、ボランチから前の畳み掛けるようなプレッシングとそこからのシュアな攻撃は圧巻。
すっかり名前聞かなくなった増田誓志とか、サブ組との間に差がありそうに見える中、ACLとの両立でどこまでやってくるか、去年も地味に勝ち点重ねてきたし、大崩れはないだろう。
ACLに臨む3チームに対し日程面ではアドバンテージを持てる川崎はなんといっても3トップだね。
リストで名前を見たら3枚並べたくなるのが常だろうけどバランス考えたらどうすんだろうと思ってたら、きっぱりやってくるね、3トップ。
前線であること以外は流動的になるだろうから、蓋を開けてみなければわからない。
でも憲剛がタクトを振るい、あの3枚が攻め込む姿は……オソロシス。
山脈頼みの守備がどこまで持つか、1点取られたら2点取るサッカーを実践するのか。
以上、ここまでが今日発売のエルゴラ曰く、四強。

まあ全体見回してみても、東京ほどドラスティックに改革してきてるところはないんだな、これが。
確かに中位のところでも上向きのところは積み重ねを志向するだろうし、上がってきたばかりのところは残留を目指すわけだし、保守的もいた仕方なし。
大幅にメンバーが替わったところは未知数だ。
替えざるを得なかった千葉は監督も替わるし、ここはやってみなきゃで東京と似た状態か。
ただしオシム時代からの積み重ねてきたサッカーは、システムどうこうより深い次元の話だったりするから基礎はあると見れる。
替えてきた京都は獲りにいった力のある選手を軸に戦う。
佐藤勇人と角田のボランチにセンターバックが増嶋とシジクレイだと若干、前のめりすぎないかと心配になるが、まあ他人事。
の選手総入れ替えはお家芸だからどうでもいい。
優勝争いをしようが(ないけど)降格争いをしようが、ぶちのめすのみ。
ダービー楽しみス。
ピクシー名古屋は選手こそ替わらないがピクシーがいちばん未知数なので読めない。
マリノスも結構替わったね。
でも知らない選手が多いからよくわからないな。
ロペスとユースケの巨漢対決を同じピッチで見たいという、別の楽しみはあるww
この辺は1勝で順位が大きく変わる、団子ゾーンになりそう(もしくはそのまま降格ゾーン)。

四強(エルゴラ曰く)に次ぐ位置を狙えそうなのが去年まで伸びてきているチーム。
守備が安定して中盤に能力の高い選手が高い清水は、チョジェジンが抜けたフォワード次第かな。
矢島に頼るくらいだったら戸田、前で使えばいいのに。
地味~なメンバーが揃い、固いイメージがある一方であまり感じない勢いがつけば、上に食い込むかも。
磐田もメンツは悪くないんだよな。
世代交代途中って感じだけど年齢分布も悪くない。
萬代が働いて前田、カレンって戻ってきたら前線もいるし、何より太田と駒野がポジ争いする贅沢なサイドもあるわけで。
ここも勢い出てくると怖い。
はいきなり怪我人だらけか。
ポポ、アレックス、茂原とほかのチームが羨む補強が成功したものの、キャンプであわせられず、フランサも忠成もいないまま戦う序盤が辛抱、それ以降は戦いながらどこまで合ってくるか。
新潟は2年連続まずまずの位置。
エジミウソンが抜けた今年は正念場だと思うが、どうもこのチーム、好きになれない。
そして評価が高いのもよくわからん。
なんでだろ。
そして開幕戦であたる神戸
三木谷のお笑いチームだと思ってたら、J2を経験して随分とまともなチームになっちまった。
松橋とかノリオとか、金南一とか、補強って感じの補強だし。
ただ、大久保が点取ってたり前目はいいけど後ろは?って思ってて、そこでノリオのSBだったりして、そこれ辺どうなのよって感じではある。

東京は大ゴケの可能性を大いに秘めてるわけで人のことを言うあれはないんだが、札幌大宮大分にはあまりポジティブな印象がない。
家長が怪我から復帰して活躍してくれることを祈るが、それくらいしか興味もない。


てなわけで、どうよってとこなんだが。
かたーく、実力どおりに(バリューどおりに)並べるのが大方の順位予想になるんだろう。
ただし6位から12位が勝ち点差6の間にひしめいていた去年同様中位は流動的。
ということで、残留を第一義にしたいところだが、そのすぐ上がそんな状況であるならば、東京が賞金圏内を目標とするのは高望みでもなんでもない。
無風になってしまうか、格差社会が印象付けられてしまいそうな今シーズン、風穴開けてやりたい、そんな風に思ってます。

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Clubs moving to the top.
Tokyo moving to the top, too.
by blue-red-cherry | 2008-03-07 19:18 | サッカー(FC東京以外)
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