サッカー番長 0号

サッカー番長 0号_c0025217_2140171.jpg

筆者も自分で書いてるが、1号2号は出るのか、いやぜひ出してほしい。
言いたい放題日本サッカーな「サッカー番長 0号」を読んだ。

杉山茂樹といえば、いつかのEUROでWOWOWの特派員コーナーみたいのやってて、道楽オヤジ的な雰囲気だったんだけど、気まま加減が鼻についてあんまりいいイメージがなかった。
それが180度好転したかといえばそんなことはないんだが、この本は面白い。
前半戦はオシム降板から岡田ジャパン誕生まで狂騒を軸に、JFAを気持ちよくぶった切る。
確かにJFAは世界有数の金持ち協会だよなあ。
ビル超立派だもん。
欧州の名うての監督を納得させるギャラ、払えないことないよなー、きっと。
さすがにそこまでは書いてなかったが、電通さんやらアディダスさんやらキリンさんやらとの関係も読みたいなあ(それは杉山さんじゃないか)。

岡田ジャパンの記事は何を読んでももう変えられない運命だし、空しくなるのがお決まりで。
そんなん読んでくらーい気持ちになるのではなく、後半のいい意味でおバカなインタビュー&対談を楽しむのが正しい。
松木に岡野、愛され監督のハラヒロミ、ツネさまに伝説のサッカー記者さん、スーパーカートリオの高木豊。
いろもんぞろいww
松木の解説論、監督論は冷静に読んでるとムカついてくるんだけどww、岡野のインタビューは終始オモロい。
無名時代の話、レッズの話、ジョホールバルの話、全体的にぶっちゃけすぎ。
いいやつだなあ。
あれだけもてはやされていまや音沙汰なしのツネさまのインタビューは興味深く読めた。
記者さんの話はさすがに経験に裏付けされた深み・重みがある。
高木は才能ある息子が将来ライバル候補になりそうなので、冷ややかに読んどいた。
原さんのは東京サポにとっちゃ、ちょっと悲しくなるかもね。

杉山茂樹は、酒飲ますのは別としても、気持ちよくしゃべらせるのがうまいんだろう。
そして歯に衣着せぬ物言いを書面に残した思い切りの良さがもっとも評価されるポイントか。
曲者だらけのサッカー界、次号も楽しみにお待ちしております。
by blue-red-cherry | 2008-05-01 21:50 |
<< 瞠 恵比寿店 いか納豆ごはん >>