2007年 05月 14日 ( 2 )

タイ・フェスティバル2007

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土曜、千葉戦を前に腹ごしらえを兼ねて代々木公園で「タイ・フェスティバル」へ。
先日のアースデイに続く野外イベントに参加した。
どちらかといえば行動派なほうだが、ことしは特にいろんなところに行ってるなあ。
知らなかったところにいけば、日々新しい発見があり、人生に退屈することはまずない。

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ナチュラル思考のオサレさんたちがたくさん集まってたアースデイに比べると、より一般的というか、観光的側面も多く、家族連れから外国人の方まで、客層は幅広い。
その分、混雑も前者より増している感じ。
人が雑多に集まってるところもアジア感が出てて、雰囲気はいい。
入り口ではタイのタクシー&バイクが販売(!)されていたり、そこからメインステージまで続く道のりには民族衣装の販売や、特産品の販売など、タイ情緒が満載。
民族衣装を着飾った美しい女性らが小パレードを繰り広げてたりと、目移りする。
しかし、人が多い!
でも、ちょっと汗ばむくらいの陽気の中、ビール片手にそこかしこに笑顔だらけだ。

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メインイベントの食事は、いろいろ回りたかったんだがあまり時間に余裕がないのと、とにかくどの店も行列が凄い!ということもあり「サームピーノーン」というお店に絞る。
しかし、ここがなかなかの行列店で、30分近く並んだかな。
しかも、自分たちの順番の2、3人前でお米が切れるという、非常事態。
狙っていたカレーや蒸し鶏ご飯を逃す羽目に……。
気落ちしてもしょうがないので、タイラーメンとタイ焼きそば(パッタイ)、それにタイ風焼き鳥ことガイヤンをつまみに選んで食した。
塩気がかなり強いタイラーメンはオレ好み。
フォーも考えようによっては平打ち麺だし、チャーシューは赤耳。
パクチーの香りもさわやかで、美味しい。
一方パッタイはちょっと苦手。
というのも、パクチーは平気なんだが、ナンプラーがダメなのよ、オレ。
ガイヤンは肉厚で、炭の香りと絡めのソースがマッチしてて、食欲を増幅させる。
当然、みな濃い目の味付けがビールにマッチしてて、昼から進む進む。

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時間もないので、後ろ髪を引かれつつも、デザートで締める。
料理の屋台村と並んで人を集めていたフルーツ村。
マンゴーにマンゴスチン、パイナップルやパパイヤ、ドリアンと勢ぞろい。
フローズンのマンゴーを食べたが、美味い!
フレッシュ。
ほろ酔い加減をいい感じに中和してくれた。

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うーん、野外イベント、いいな。
昼ビールがたまらない。
平日頑張ってるんだから、これくらいいいでしょ?
by blue-red-cherry | 2007-05-14 09:20 | その他

Tical

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ウータンの1stシーズンはすべてクラシックといっていいだろう。
それゆえに、その後のキャリアにおいて苦しむことになったのは宿命か。
どれを聴いても隙のない出来で、間違いないレスポンスが得られる。
しかし、久々にメソッドマンの「Tical」を聴いてみたら、どうだ。
このクソカッコよさはナンダ??
ウータンの勢いも最高潮だった94年の作品だが、中でも、Wuのハーコーな魅力だけを濃縮したかのような、超タイトな全16曲。
Ruff Rugged & Rawの3Rなドラムスに、不穏な音色が鳴り響く。
気を抜いて聴いてたら、どっかに連れてかれそうなスリリングさだ。

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文句のつけようがない。
RZAのプロダクションもGFKのソウルフルな世界とは違ったプリミティブ極まる感じ。
安定しながらも種類は豊富なメスのフロウがシンプルなビートに濃厚な味付けをする。
最たるものが1stシングルの「Bring the Pain」
This is 1 loop、しかもおどろおどろしいフレーズが続く、中毒性の高さが群を抜く。
メアリーJをフィーチャーしたリミックスは最高だが、オリジナルの「All I Need」もSkull Snaps使いのいなたいドラムが渋く鳴った好作だ。
やはりシングル曲はすべて出色な出来で、至極健全。
残る1曲のシングルカット「Release Yo' Delf」のカッコよさは異常。
アッパーに走りつづけるネタ感の強いトラックに、頭振らないヤツは体調悪いんだろう。
多様なデリバリーを惜しみなく詰め込んだメスのバース、熱く歌い上げる女声ボーカルも完璧にハマった、クラシック中のクラシック。
「What The Blood Clot 」「Meth Vs Chef」の流れもヤバイ。
収録曲の中でも一番、暗く黒ずんだダウンボトムのトラックが腹にくる「What The Blood Clot」は、怖すぎるコアすぎる、ズルむけの世界。
ローでハイなテンションのまま、レイクォンとガチバトルを繰り広げる「Meth Vs Chef」。
メスもレイも、ライブ感のあるライミングでまくし立てる、たぎらざるを得ない強烈な一曲。
ストリートライフとのユニゾンフックがたまらない「P.L.O. Style」もまた捨てがたい。
ワルそうな、沈んだベースに引っ張られるラフなトラックにハマり、当時テープを編集するときは、ほぼ必ずこの曲を入れてたくらい、思い入れが強い。
若干地味だが、それでもアフリカンなビートキープに、浮遊感のあるウワモノで奥行きの深い「I Get My Thang In Action」なんかもまったく無視することはできない。
RZAがキレキレの「Mr Sandman」とか、不穏感もいよいよ絶頂。
アルバム全体通じて「Enter The Wu-Tang」の延長線上にあることを感じさせるRZAのビートがなかったら、このタイトさは成り立たなかっただろう。

レッドマンとのユルユルな絡みは最高だ。
「ハッパ、ハッパ、ハーッパー!」、「ワタシハキ○ガイガイジンデス」などと、破顔一笑、ラッパーの中でも最高の部類に入る笑顔を振り撒くメスの愛嬌はももちろん、最高だ。
だが、「Tical」で見せるタイトさは、まぎれもなくストイックに最高のヒップホップだ。
完璧なビートの上で、遊び心は残しつつ、無駄のないハードな姿勢はいつになくタイト。
メソッドマンの、ウータンのハードな側面を抽出した、大傑作だと思う。
by blue-red-cherry | 2007-05-14 01:44 | 音楽