2008年 06月 14日 ( 2 )

オランダ×フランス EURO2008

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もうこの大会はオランダの応援に徹することにしたので、イタリア×ルーマニアをスルーして寝過ごし、万全のコンディションで観戦したオランダ×フランス

試合前に流れたオランダ代表の紹介Vが今思い返すと暗示していたかのような試合だった。
「オランダは美しく勝たなければいけない」と語るファンニステルローイとスナイデル。
一方で、勝利と美しさを両立させるのは難しい、と語るファンバステン監督。
90分を戦ったオランイェは、勝負に徹したリアリストであり、美しいサッカーの代弁者であった。

7割に達しようかというボール支配率を誇った前半。
フランスはイタリアの敗戦を生かし、ファンニステルローイ以下に構えるスナイデル、ファンデルファールト、カイトを完全にケア。
スペースを徹底的に潰す構えを見せた。
固めの構図に、これはセットプレーじゃないとキツイかな、と思ってたところにカイトがコーナーキックからのヘッダーで先制ゴール。
このあとのオランダがすごかった。
勝てない喧嘩はしない主義なんだ、と言わんばかりに低い位置でのボール回し、アーンド、ファンデルサールへのバックパス、バックパス、バックパス。
前の試合であれだけアグレッシブな姿勢を見せたスナイデルとファンデルファールトも自重、自重、自重。
あまりのリアリストぶりに感心した。

これが貝になって守ってるだけというネガなスタンスだと苦しかっただろうが、そこはファンニステルローイ。
ファンデルサールのパントも、ディフェンスラインからの苦しいフィードも、きっちり収めて落とす。
レアルでの多くのゴールを見て、本当に優れたフォワードだと思ってはいたが、ここまで頼りになる1トップもそうそういない。
そしてファンデルサールだ、またしても。
フランスの決定機は前半から決して少なくなかった。
その決定機のほとんどがキーパーの正面に、守備範囲内に飛んでいったのは、ファンデルサールの完璧なポジショニングにほかならない。
そして飛んできたボールへの対処は叩いてよし、弾いてよし、判断も技術も完璧だ。
この攻守の大黒柱がオランダを支えていることは間違いない。

圧巻は後半だ。
頭からロッベンを投入。
リードこそしているものの、理想的ではなかったが、この積極的なカードの切り方がその後の展開を左右した。
さすがにロッベン一人では流れを変えられず、背水の陣のフランスはかさにかかって怒涛の攻め。
アンリが楔に裏に目立ちだし、マルダ、ゴブが外から中から迫り来る。
次から次へ決定機が続き、さすがにオランダもしんどいか、と思ってきたところでファンペルシー投入。
リードしているファンバステン監督、男らしいカードの切り方に眠気も吹っ飛んだ。
攻めながら、圧倒的に押し込みながら決めきれないフランスに、メッセージの込められた積極的なベンチワークをみせるオランダ。
こういう空気はきっちりと結果に反映されるもの。
さすがにバランス崩しだし、攻め疲れも見え始めたフランスに対し、ロッベンとファンペルシーのスピード、テクニックは絶大だ。
あまりにも美しいカウンターで喉から手が出るほど欲しかった追加点をあっさりと奪う。
まさにしてやったり。
アンリの反撃弾もお膳立てでしかない。
怪我から解き放たれたロッベンは、ひとたびボールを持てば圧倒的なスキルでフランスディフェンスをキリキリ舞いに。
細かいステップと豪快なシュート、テクニックとフィジカルが同居するスーパーな選手であることを証明した3点目。
これで勝負あり。
戦意喪失気味のフランスの攻めに迫力はなく、むしろ哀しさすら覚えた。
耐えの時間が続いたスナイデルが最後、タスクから解き放った右足から繰り出したミドル、これもまた大会を代表する美しいゴールになった。

勝負に徹しながら、美しいゴールで相手を沈める。
やってんじゃんよー、ファンバステン監督。
今日の戦い方、カードの切り方と、マルコ・ファンバステンには「名選手名監督にあらず」というサッカー格言が当てはまらないようだ。
強い。
ベテランを軸に、若い才能が爆発している。
マケレレのお株を奪う守備能力を発揮したデヨング、ぎりぎりのところでアンリに仕事をさせなかったブーラルーズにオーイエル、マタイセン、左サイドの攻守、最後はボランチとして終始試合を安定させたファンブロンクホルスト。
今日はイマイチだったけど、エンヘラールの活躍は中盤に大いに貢献している。
全員の働きに光るものがある。

イタリア、フランスの2大優勝候補を下して早々に決勝トーナメント進出を決めた。
これで3戦目を好きなように使える。
ここをうまく利用できれば、あるんじゃないの?
いや、贅沢は言わない。
このチームを少しでも長く、見ていたい。
確かにオランダに賭けてますが(笑)

ああ、こんな風に思えるチームに出会えてよかった。
by blue-red-cherry | 2008-06-14 11:06 | サッカー(FC東京以外)

中華蕎麦 ぷかぷか

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金曜、これまたクソ暑かったが恵比寿から中目黒まで歩いてラーメン、つかつけ麺。
前々から狙っていた「ぷかぷか」に念願の初訪問。

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渡辺樹庵氏プロデュースの同店、さすがにスタイリッシュ。
この暑い中、ちっちゃい金魚鉢みたいなコップで水は少なすぎだが、気持ちよいダブが流れるナイスな空間。
「丸長」だったら小鉢に相当しそうなつけ汁と麺のバランスだが、渡なべ受け継ぐつけ汁、まずは動物系のだしからくる濃厚な油分を強く感じる。
膜張りそうな勢いで、麺に具にまとわりつく。
濃い目の醤油ダレもまたしっかりと感じられる。
一方で魚粉が香る魚介エキスもまた、主張は強い。
どれもがどれもを消さないバランスで、完成度が高い印象。
そんなつけ汁に幅広パスタ、リングイネのような麺が合う。
「AFURI」の真空平打ち麺に近い。
幅広でいて厚みは薄め、しかしほどよい弾力と小麦香るこの麺がまた、美味いんだ。
スープ割りすればすべてのエキスがまろやかに融合。
つけ汁としての尖った存在感にも負けない美味しさで、この出来なら、とラーメンのほうも期待がもてる。

300、400と量で訴えてくるつけ麺屋とは違うので若干ボリューム面でのアレはあるが、美味しさは堪能。
塩つけ麺も美味かったし、また汗かきながら中目まで歩こうと思う。
by blue-red-cherry | 2008-06-14 10:48 | ラーメン