2008年 07月 09日 ( 3 )

オシムの言葉

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5月に文庫版が発売になった「オシムの言葉」を読了。
美しく、オレが好きなサッカーを形容した先のエントリーで引用させてもらった言葉をはじめ、金言名句が各所に散りばめられているが、その言葉とともに、いやそれ以上に彼が歩んできた道のりに生き様に深く感銘を受けた。

木村元彦さんの本を読むのも初めてだった。
Numberをはじめ、オシム絡みの記事を寄稿しているのを読んだことはあったが、まとまった作品は初見。
ここしばらくサッカー関係の本を読むことが多かったが、それらとは確実に一線を画す。
長く取材を行い造詣が深い、というのもあるが、フォーカスしているのは人であり、サッカーを重要なファクターにしているが、もはやこれは伝記の域であり、対象であるオシムのドラマチックな運命を描く様は骨太のノンフィクション小説だ。

複雑に入り組んだユーゴ連邦国家の崩壊史。
その裏で葛藤や軋轢の中、進んだ今は亡きユーゴスラビア代表の躍進。
恥ずかしながら、どちらもよく知らなかった。
個人的にはただそれを知りえただけで充分に価値のある一冊だった。

厳戒下を生きる人間・オシムと、その中で(その中だけではなく、後日平和な日本においても)辣腕を振るう監督・オシム。
両者の振る舞いは表裏一体で、どちらにも深い味わいと、確固たる芯がある。
ウィットに富んだ物言いとその裏にある悲壮な思い。
彼の刻んできた生き様を知り、改めて自分の知るオシムを振り返ると、そのひとつひとつの行動にかける思いを知るようで、ハっとさせられた。

ピクシーをはじめ、サビチェビッチ、ミヤトビッチ、プロシネツキ、旧ユーゴを彩ったスター選手たち。
阿部、羽生、佐藤勇人、ジェフ千葉でともに戦い、今はジェフ千葉を去ったチルドレンたち。
彼らの現在地とオシムと過ごした日々、それと両者の思い。
この辺もいろいろと考えさせられるところはある。

この本を読んでよかったという思いと、読まなきゃよかったという思いが交錯する。
偉大な監督であり、偉大な人間であったオシムが東京オリンピックで親日家になり、その後少なくない縁で繋がった果てにジェフを率い、さらには日本代表の監督として、日本サッカーに関わってくれた奇跡と幸せ。
それを改めて深く知り、感じることができた。
一方で失ったものの大きさを感じずにはいられない。

もしも願いが叶うのなら。
いや、やめとこう。
by blue-red-cherry | 2008-07-09 11:05 |

タンドリーチキン

月曜の夜、早く帰って仕込んだのはタンドリーチキン。
鶏むね肉を一枚買ってきてぶつ切りにし、ヨーグルトやらで一晩寝かしておいた。
昨日は一日これのことばかり気になって、帰ってようやく作れたときは、ちょっと感激した。

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これも炊飯器鶏のスレの中から拾ったレシピ。
ぶつ切りの鶏が浸るくらいのヨーグルトに漬け、にんにくとしょうがを一片ずつすりおろし、塩コショウ、カレー粉、ガラムマサラはないのでかわりにハーブを入れて一晩寝かした。
若干ヨーグルトが多かったか、冷蔵庫に入れる段階では白さが際立っていたが、翌日の夜、いざ調理しようと取り出すとしっかり黄色く色づいていた。
つけあわせが何もなかったので余っていたニラを炒めて、フライパンが馴染んだところにいざ、鶏肉投入。
強火で表面が色づくまで炒めたら、火が通るようにと中~弱火で仕上げた。
何分色が濃いので、火の通り具合には気をつけたいところ。
んで、味ほかもろもろ。
柔らかくてうんまーい!
こう、一晩寝かすとか何かに漬けるとか、どうして柔らかくなるかねえ。
肉厚のステーキにナイフがサクっと入っていくような、スムースな食感。
カレー風味の中に酸味、香味野菜の香りが漂う複雑な味わい。
紛れもなくタンドリーチキン!
確かにスパイシーさなど、インド料理屋と比べれば工夫が足りないゆえの弱さはある。
しかし、それなりだよ、十分。

こんな料理をするくらいの余裕が、常にほしかったりする。
by blue-red-cherry | 2008-07-09 08:43 |

AUX BACCHANALES

オーバカナルと読むらしい。
銀座で仕事をこなしたあと、同行者とカフェ・フレンチレストランの「AUX BACCHANALES」でランチ。
これまたオレ独断のチョイスでは絶対選ばなそうなお店。

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昼からフレンチ、鴨のコンフィですよ。
これまたはてな経由で読んでた記事でたまたま最近、コンフィ絡みの記事があったわ。
肉をその肉の脂で煮るっつう独特の作り方で柔らかく、風味豊かにするんだとか。
鴨なんぞ、鴨南蛮でしかお目にかからないが、なるほど柔らかく風味豊かだ。
ともすると匂いがキツイと敬遠する人もいそうだが、鴨の魅力はその香りにあると思う。
柔らかい、とはいえしっかりとした歯応えがあり、締まっていながら肉の旨味も感じる。
ポテトやインゲンを中心にしたつけあわせの野菜も新鮮かつ、火の通りがよくって美味しい。

優雅にワインでもいっときたい感じのランチだった。
by blue-red-cherry | 2008-07-09 08:38 |