2010年 01月 29日 ( 1 )

トッテナム・ホットスパー×フラム イングランドプレミアリーグ09-10 第23節

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FAカップ、リーズ戦での痛恨のドローから中二日、ミッドウィークに行われたプレミア第23節、トッテナム・ホットスパー×フラム
悪夢を振り払うかのごとく奮闘していたドーソンを筆頭に、気持ちはしっかり切り替えられていた。
各ポジションで各々、アグレッシブなプレーが見られたスパーズが見事、フラムを圧倒してロンドンダービーを制した。

素晴らしいゲームを実現した要因をいくつかに絞ってみる。
まずはハドルストーンの復帰。
これはリーズ戦終盤に途中出場でチームを活性化させたパラシオスの存在とセットで考えるべきかもしれない。
ここ2試合、試合勘の欠如からか、冴えないパフォーマンスに終始してしまったジーナスを非難するわけではない。
ハドルストーンとパラシオスが素晴らしいんだ。
どちらもベースのポジショニングがしっかり定まっていて、守備時にプレスをかけたりインターセプトを狙いに行ったり、攻勢時のセカンドボール奪取、持ち場を離れるにしても、サイドでセンターでマイボールにした際の預けどころとしても常に的確。
そこにいるはずの選手がいる、ここがまさにチームの心臓となって攻守に躍動感を生んだ。
具体的には運動量多く、両者ともチェイス、寄せの意識が非常に高かった。
リーズ戦の終盤に見せたパラシオスのランのように、前線に飛び出すダイナミズムはこの日も健在で、一方で2トップが引き続き徹底マークに遭う中、バイタルを積極的に使い、強烈なミドルを何本も見舞った。
それでも上に書いたように、心臓であるべきことは理解されてて、どちらもが持ち場を空けることは一切なかった。
球際も強く、ここにきて最高のパフォーマンスを見せてくれている。
正直昨年の段階で、ジーナスが外れてこの2人がファーストチョイスになることは想像していなかった。
しかし今、代えが効かないコンビであることを改めて見せ付けるパフォーマンスだった。
3枚でセンターハーフを組んできたフラムを向こうに、圧倒的な存在感。
ここでの優位性がゲームの主導権を握る大きな要因だった。

続いてベントリーとモドリッチ。
クラニチャルの欠場は風邪、とのことだが、ここにきてベントリーのスタメンは驚きだった。
ハリーも放出を示唆してたし、それを覆しての起用はベントリーに対する思いもありつつ、ジーナスの不甲斐なさからきてる部分もあっただろう。
そのベントリーが右サイドを活性化させる。
スピードをもった突破こそないものの、モーション大きく、懐深いボールコントロールで時間を作り、サイドバックを動かしたり中を使ったり、または正確なキックで前線や逆サイドを操る。
その様はまるでベッカムのようで、数少ないけど、オレが見た中では一番のパフォーマンスを見せてくれた。
モドリッチとニコがいまいち役割がはっきりしなかったところで、チームとして両サイドをそれぞれ強化していくという明確な意思があったとはいえ、その独特のスタイル、いびつさがチームにメリハリを与えた感がある。
壁のリフレクションで決まった2点目のゴールは、ある意味彼へのギフトだったと思うけど、チームがどうしても点が欲しかった時間帯のゴールであり、大きな仕事をしてくれた。
そしてモドリッチ。
モドリッチなう、って感じでいよいよ戻ってきた。
運動量もさることながら、周りとの呼吸もあってきたし、パス、ドリブル、ボールタッチ、すべてスムースに流れていた。
1点目のクラウチへのアシストも、体がキレてるからこそルーズボールをものにし、チームの流れに乗れてるからこその、息のあったアシストだった。
開幕からのスーパーな動きに、だいぶ近づいてきた。
やっぱりモドリッチほどの実力があっても、一度離脱すると、ゲームに入るのに時間かかるんだなー、プレミアの速さ・強さは。

最後にそのモドリッチとのコンビも冴えたベイル。
彼の左サイドからの上がりは長い時間、脅威を与え続けた。
タイミングもよかったし、とにかく積極的だったので、受け身の相手を押し込み続けた。
クロスにもう一工夫ほしいところ、あと守備が若干軽い気がするが、上下動の量とオフェンスのセンスはアスーエコトにもひけをとらない。
ベントリーの直接フリーキックも、ベイルの突破からだったからね。
サイドハーフとしての起用も考えられるだけに、ベイルの成長、フィットはチームにとって欠かせない。

とにかく2トップへのマークが厳しい。
それでも高さ、ポジショニングでクラウチもデフォーも頑張ってるが、この2人が厳しく守られている今だからこそ、サイドハーフ、セントラルハーフ、さらには最終ラインも加わった全員攻撃が必要で、そして守りを固めてくる相手に対し、カウンター対策を怠らない集中力も求められる。
その意味で、フラムが元気なかったことに助けられた感もあるが、危なげない勝利であったと同時に、今後の戦いも頑張れる、そんな思いを強くした勝利だった。
by blue-red-cherry | 2010-01-29 18:56 | サッカー(FC東京以外)